第1回沖縄県アルティメット選手権大会  室内試合競技規則

T. 競技場 プレーイングフィールドは,プレーイングゾーンと,その両端にあるエンドゾーンからなる。その大きさは適宜変えることができる。
U. 競技時間
および勝敗
総得点:11点先取(2点差をつけること,もしくは15点まで)とする。
ただし,時間内に規定の得点に満たない場合は競技時間を優先とする。
前半6点(15分),ハーフタイム10分,後半5点(15分)延長は点先取(後半試合終了直前にディスクを持っていたチームから攻撃する)
V. 人数 1試合に出場できる選手は,1チームにつき,フィールドプレーヤー4人,交代要員6人までの最大10名とする
W. 競技の
進め方
@両チームのキャプテンによるフリッピングでサイドを決定する。
両チームのキャプテン がそれぞれのディスクをフリップし,指名された方のキャプテンが,ディスクが空中にある間に,「セイム(同じ)」か「ディファレン(違う)」を選択する。
フリップに勝ったチームは,最初のスローオフを取るか,受けるか,または最初に守るゴールを選ぶかのいずれかを選択する。負けたチームには残りの選択肢が与えられる。

Aスローワーとレシーブ側チームのキャプテンが,準備が整ったことを知らせるため,片手を挙げてからスローオフでゲームを開始する。
スローワーがディスクをリリースしたら,全てのプレーヤーはどの方向に走ってもよい。
しかし,スローオフしたチームのプ レーヤーは,レシーブ側チームのプレーヤーがディスクに触れる前に,空中でディスク に触れてはならない。
また,攻守それぞれのチームは,ディスクがリリースされるまで,各々のエンドゾーン内にいなければならない。

Bレシーブ側チームのプレーヤーがプレーイングゾーン内でスローオフをキャッチまたはディスクが地面に落ちた場合,そのプレーヤーはその地点からプレーを開始する。
レシーブ側チームのプレーヤーが,守っている側のエンドゾーン内でスローオフをキャッチ したら,そのプレーヤーはゴールライン上からプレーを開始する(チェック不要)。
また,スローオフがアウトオブバウンズ(以下OB)でキャッチもしくは着地した場合,レシーブ側チームのプレーヤーは,サイドラインからプレーを開始する(チェック不要)。

C攻めているエンドゾーン内にいる味方のプレーヤーにパスが成功した場合,得点となる。
その場合,キャッチ後の最初の接地点が,完全にエンドゾーン内でなければならない。
しかし,プレーヤー自身が得点したことを知らずにターンオーバーになるようなプレー(スローを想定させるモーション)をした場合,得点にはならない。
得点者はディスクを掲げるなどのアピールをすること。
勢いでエンドゾーンに入ってしまった場合は,ディスクをキャッチした地点まで戻り,チェックをもって再開する。
もし攻めているエンドゾーン内で,ディフェンス側チームがインターセプトやブロック によってディスクの所持権を得た場合,そのプレーヤーは,チェックなしにその場から プレーを再開する。
ファールがコールされた場合は,他のプレーヤーはフィールド上のどの位置にいてもよい。

D得点が入るたびに,攻撃の方向が入れ替わり,得点したチームが次のスローオフを行う。

E各チームは,前後半各2回ずつ2分間のタイムアウトを,得点後とOBの時にとることができる。
その場合は,キャプテンが他のプレーヤーに聞こえるように「タイムアウト」 とコールする。
負傷によるタイムアウトは,この限りではない。
タイムアウト後の再開 は,タイムアウト直前にディスクを所持していたプレーヤーがプレーを開始する。
その プレーヤーが交代した場合は,交代したプレーヤーがプレーを開始する。タイムアウト がコールされたときにディスクがOBにあった場合,ディスクがOBに出たところから プレーを開始する。

Fファールやタイムアウトでプレーが中断した場合は,スローワーが持っているディスク にマーカーがチェックをしてからプレーが再開される。
インターセプトおよびブロック, OBによる攻守交代の時はこの限りではない。
チェックしてプレーを再開する際,マー カーは,全てのプレーヤーの位置は適切であるか,プレー続行の準備が整っているかを確認しなければならない。
ファールによる再開の際のスローワーは,どのプレーヤーで も良い。

Gプレーヤーの交代は,無制限に行うことができる。また,一旦フィールドから退いたプレーヤーが,何度交代してもかまわない。
プレーヤーが交代できるのは,得点後で次の スローオフの前,後半の開始時,もしくは負傷者と交代するときである。

Hディスクが,プレーイングフィールドから外に出た場合はOBとなる。
空中にあるディ スクは,OBまたはOBである物に触れなければ,OB上を飛んでプレーイングフィールドに戻ってきても,OBにはならない。
また,OBエリアに接しているプレーヤーはOBになる。
プレーヤーが空中にいる場合は,その直前にどこに接していたかによってインバウンズかOBかが決まる。
プレーイングフィールドの周囲のライン上はOBである。

Iディフェンス側プレーヤーは,OBに出てプレーしても良いが,オフェンス側プレーヤはOBに出てプレーしてはならない。レシーバーがディスクを所持したときにインバウンズと認められるには,最初の接地点が完全にインバウンズでなければならない。
しかし,インバウンズでキャッチした後,勢いでOBに出てしまった場合,そのプレーヤーはインバウンズとみなされ,OBに出た地点からプレーを再開する(チェック不要)。
スローワーは,ピボットの軸足の一部がプレーイングフィールドに接していれば,イン バウンズでもOBでもピボットしてもよい。

Jいかなる場合も,スローワーをガードできるディフェンス側プレーヤーは1人だけである。
その距離は常にマーカーの上半身とスローワーの上半身がディスクの直径分以上離れていなければならない。
マーカーはスローワーの軸足をまたいではいけない。

Kマーカーは,一旦スローワーから3m以内の位置についたらストーリングカウントを始めてもよい。
ストーリングカウントとは,マーカーが1秒間隔で1(ワン)〜10(テ ン)まで数えることである。
「10(テン)」の声が発せられた最初の瞬間までにスローワーがディスクをリリースしていなければ,「ストーリングアウト」となりチェック 後,ディスクの所持権が移動する。ストーリングカウント中にマーカーが替わったら,カウントは再び0から始めなければならない。
ファールやタイムアウトによってカウン トが中断された場合,プレー開始後のカウントは0に戻る。

Lディフェンス側プレーヤーは,スローワーまたはレシーバーがディスクを所持しているときは,ディスクに触れてはならない。
その場合,ディスクの所持権を持っているプレーヤは,ディスクを拾い,その地点からプレーを再開する。

Mレシーバーは,インバウンズでディスクを確実に持っている状態のとき,ディスクの所持権を得る。
パスを受ける際,地面との接触によってそのコントロールを失ったときは, レシーバーの所持権は認められない。
ただし,ディスクのキャッチ後の地面への接触は, レーシーバーの所持権は認められる。
パスがキャッチされる前に,そのディスクが地面 についていなかったかどうか不明なときには,もっともよく見える位置にいたプレーヤ ーがキャッチしたかどうかを決める。
また,レシーバーがキャッチしたときに,インバ ウンズにいたかどうか不明なときも同様である。
オフェンス側プレーヤーとディフェンス側プレーヤーが同時にディスクをキャッチした 場合は,オフェンス側プレーヤーがディスクの所持権を得る。また,自分自身へのパス, 手渡しパスは認められない。

Nレシーバーは,動きながらパスを受けた場合,止まってピボットの軸足を定めるまでに,必要最低限の歩数(2〜3歩)だけ動いてもよい。
また,走りながら,もしくはジャン プしながらキャッチをした場合,2歩以内であれば走りながらパスをしてもよい。トラベリングが起こった場合,ディスクの所持権は相手チームに移る。

O全てのプレーヤーは身体接触を避けなければならない。
身体接触があった場合は,全てファールとなる。
また,ディスクが空中にある時は,ディスクに対してプレーをしなければならず,相手チームのプレーヤーの動きを妨害するような動きや,ポジショニング はしてはならない。

P全てのプレーヤーは,自分の頭上のスペースに対して権利がある。
そのため,プレーヤーは,相手が頭上でパスをキャッチするのに対して,手を伸ばすことなどによって妨害してはならない。
その場合はファールとなる。

Q試合全般の全ての判定は選手が行う。
もし選手で解決しないときのみ,第三者のオブザーバーの判定をあおぎ従う。

R後半は前半と全く逆の状態で開始する。

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